カビ問題 なぜ新築でカビ?

建築に関する最近の環境微生物(カビ)問題!なぜ新築でカビ・藻の発生が多い

1.住宅建築では塗り壁のカビの原因は下地材の問題(下地材にカビ胞子を付着したまま施工)

珪藻土、シラス入り、聚楽。漆喰

2.結露によるカビは結露が出る場所への対応がない。窓下の冬結露


夏型結露/外気温度と室内冷房温度の格差で壁内部のカビ発生(最近多発)
新築ビル地階の結露によるカビ

3.外壁の藻発生は周りの環境と外壁素材に対する対策

北側面に多く発生

4.集成材柱、LVL梁のカビは集成材の水が浸透して接着剤がカビの栄養素

集成材による大型建造物は注意

5.空調のカビ対策は病院(院内感染)や施設等のビルのカビ発生は吸気口が最大の原因

定期的に殺菌防カビ処置

6.豊洲市場のカビ問題は建築士のカビ対策が万全でない

【事例】豊洲新市場でカビが多く発生! 食品衛生上大問題

豊洲市場の売場棟内で96店舗が大量のカビを発生していた。冷凍庫や流し台、木製の棚等にカビ。生鮮食料品を扱う市場で大量のカビが発生するのは深刻な問題。「空調を運転しているのになぜ大量のカビが発生したのか新市場の建物は閉鎖型で湿気がこもりやすい」「地下水が高く、地下水の上に建物が建てられている状態にあることも原因になりうる。ベンゼンや水銀など揮発性の高い汚染物質がカビに付着している可能性がありうる。」
備品についたアオカビ菌(ペニシリウム)

最新設備の豊洲市場が「カビの養成場」と化した件は、湿度が95%以下にならない、さらに永遠に20度以下にならない中途半端な気密化したフーチングが常に熱を提供している。建築設計士はカビ問題が専門外なのでカビ発生の重要さは感じられない。
都は「カビは想定外でした空調を24時間稼働して備品関係は保証する」と報告。12月よりビル地下の空洞の地面をコンクリート工事に入り2018年7月完了予定が延期。